アッケシソウ研究の論文

アッケシソウに関する公式的な国内研究は、1999年に海南で6月に採取したアッケシソウを国立水産振興院（衛生加工研究室/水産研究官イ・ドゥソク、水産研究所ミン・ジンギ）で「アッケシソウ（Salicornia Herbacea L）の部位別成分の特性」が研究されて学会で報告された。
2000年度に全羅南道水産試験研究所（資源研究科チョ・ヨンチョル）と国立麗水大学（食品工学科ベ・テジン教授チーム）は、「アッケシソウの薬理効果に関する研究」で動脈硬化、肥満防止などの成人病予防に効果があることを明らかにしてメディアにプレスリリースを発表した。
国立水産振興院と全羅南道水産研究院の研究をもとに、2001年アッケシソウが食品医薬品安全処の食品公典に登録され、（株）タサランが初めてアッケシソウを最初に商品化しており、2015年現在、腸の活性化、抗糖尿など60編以上のアッケシソウに関する論文が発表された。以下にアッケシソウに関する主な論文を掲載する。

• 2002年イ・ジンテ他 : アッケシソウの生理活性機能の探索 (大韓本草学会誌. 17: 61-69)
• 2002年パン・ミエ他 : Streptozotocin-糖尿を誘発させたマウスからアッケシソウを添加した食餌の抗糖尿および抗酸化効果(韓国食品栄養科学会誌 31: 840-846)
• 2002年チェ・ギョンイム他 : アッケシソウエキスの生理活性の探索およびmelanoma の抑制機能に関する研究(韓国美容学会誌 1: 103-108)
• 2003年ハン・スングァン他 : 廃塩田から採取したアッケシソウ(Salicornia herbacea L.)の抗酸化効果(韓国食品栄養科学会誌32: 207-210)
• 2004年イ・チャンホ他 : アッケシソウ(salicornia herbacea L.)からベタイン定量 (韓国食品栄養学会誌33: 1584-1587)
• 2004年チヤ・ジェヨン他 : コレステロールを投与した白いマウスからアッケシソウ ヨーグルトのコレステロール (Journal of Life Science. 14: 747-751)
• 2006年チヤ・ジェヨン他 : アッケシソウ(Salicornia herbacea L.)の採取時期別の理化学的特性の探索 (Journal of Life Science. 16: 684-690)
• 2006年キム・ギョンラン他 : 酵素処理したアッケシソウ(Salicornia herbacea) 熱水抽出物がコレステロールを投与した白いマウスの脂質代謝に及ぼす影響 (韓国食品栄養科学会誌 35: 55-60)
• 2006年ハ・ベジン他 : アッケシソウの肝毒性に対する保護効果 (Journal of Life Science. 16: 95-100)
• 2008年キム・ソンヒ他 : アッケシソウ多糖体の抗糖尿活性(Kor. J. Microbiol. Biotechnol.. Vol. 36. NO. 1. 43-48pp.)
• 2010年チョ・ジョンヨン他 : アッケシソウの発酵液から抗酸化物質の分離および動靜 (韓国食品栄養学会誌　第39巻第8号 1137-1142)
• 2010年イム・ミラ他 : アッケシソウの肥満、ニキビ肌と便秘改善に及ぼす生理の特性
• 2012年キム・ジャギョン他 : アッケシソウを利用したブラウンソースに関する品質の特性(韓国調理学会誌　第18巻第5号通巻58号 243-255)
• 2013年イ・ヨンジョン他 : アッケシソウ粉末を添加したソルギトックの品質の特性(韓国調理学会誌　第19巻第2号通巻60号203-214)

2014年現在、木浦大学（食品栄養学科ハム・ギョンシク教授）で、「アッケシソウをはじめとする塩生植物が血圧およびインシュリンの抵抗性に及ぼす効果」、忠南大学（薬大チョン・ヘェグァン教授）で、「アッケシソウ酸化性ストレスおよび炎症性疾患をターゲットにしたアッケシソウの生理活性素材の開発」の研究をはじめとする60編以上の論文が発表され、アッケシソウワークショップ、セミナー、フォーラムなどの国内アッケシソウ研究活動が行われている。

（株）タサランのアッケシソウ研究

（株）タサランは、アッケシソウの機能性（効能・効果）とその活用性に着目し、アッケシソウの有用性の研究に没頭したことがあり、独自にR＆D事業（研究所長/培材大学校生物医薬学科ユ・スンエ教授）をはじめ中小企業庁と農食品部、農業振興庁など、政府のR＆D事業を5回成功的に行った。

（株）タサランは、2004年日本に続いてフランスのアッケシソウ市場調査を通じてMBC放送局のドキュメンタリー撮影チームに上記のフランスのアッケシソウの情報を提供しており、2013年にフランス南部の世界的な天日塩生産地であるゲランド地域と西北部のショーム湾を訪れ、アッケシソウの生態環境の観測およびアッケシソウ市場を調査しており、2014年フランスのバイヤーも（株）タサランを訪問した。
フランスのアッケシソウは、ゲランド地域と西北のショーム湾地域で1千トン以上生産して自国の大都市に売る一方、スペインやドイツなどのヨーロッパに輸出しており、主に料理に取り入れているフランスはアッケシソウの有用性に関する研究や加工食品の開発は初歩の段階であるが、毎年アッケシソウ祭りを開いてアッケシソウの生産を奨励している。

独自のアッケシソウ R&D事業

• 2000年3月~ 現在海水を利用したアッケシソウ有機農栽培方法 (農家に栽培技術を普及およびモデル団地を運営)
• 2004年5月~ 現在アッケシソウの原料標準化に関する研究/アッケシソウ粉末の乾燥方法に伴う3分化を定立
• 2008年5月~ 現在アッケシソウの施設栽培に関する研究/2013年特許登録(第 10-1217194号)
• 2008年5月~ 現在アッケシソウと韓薬材無糖発酵研究/2012年発酵製品を3種類発売
• 2010年5月~2012年5月アッケシソウのcDNA研究/米国NCBIと農業振興庁遺伝子情報センターに登録
• 2011年6月~2011年12月天日塩のにがり除去に関する研究およびプレミアム級のアッケシソウ塩の開発
• 2012年12月~2013年12月アッケシソウの地域別(3地域)成分の研究/新安郡庁 (アッケシソウ事業団の用役事業)
• 2014年3月~ 2015年10月アッケシソウ味のりの製造方法およびアッケシソウクッキーの製造方法
• 2015年9月~ 2016年4月1%塩分が調和したアッケシソウ茶の開発および販売

政府支援のアッケシソウR&D事業

• 2002年7月~2003年7月アッケシソウの生理活性および免疫機能の改善効果の究明 (中小企業庁のコンソーシアム事業)
• 2004年5月~2007年5月アッケシソウ筋力向上機能性飲料 (農林実用化財団/韓国食品研究院と企業参加契約)
• 2005年5月~2006年5月アッケシソウを利用した乳酸菌発酵飲料 (中小企業庁/韓国食品研究院とコンソーシアム事業)
• 2010年6月~2012年6月アッケシソウ発酵食品の研究および機能性食品の開発 (農村振興庁/培材大学/タサラン)
• 2014年10月~2015年12月アッケシソウの腸の活性化と体脂肪の分解機能性に関する研究(農林畜産食品部/韓国食品研究院/タサラン)

アッケシソウ事業のリーディング企業（株）タサランは、約15年間売上高の10％以上をアッケシソウR＆D事業に投資し、2002年から海水を利用したアッケシソウ有機栽培方法を研究して農家に普及し、2008年からアッケシソウ施設栽培を研究して、柔らかく新鮮なアッケシソウを1年を通じて生産できる道を開いた。
アッケシソウは自生地に応じて、また採取する時期に応じて成分が異なるため、新安郡をはじめとする000地域と00地域など3つの地域のアッケシソウ成分を分析し、良質のアッケシソウの生産と製品のタイプ別の原料の選択および乾燥方法に応じて、アッケシソウ原料（粉末）を3分化した。
また、（株）タサランは2011年ユ・スンエ教授チームとアッケシソウのcDNAライブラリの製作および塩基配列解析による有用遺伝子の分離、アッケシソウ誘電体の解読研究基盤およびDB構築のためにcDNAライブラリー製作と塩基配列解析を通じてアッケシソウで製作されたcDNAライブラリをアメリカNCBIと韓国農村振興庁農業遺伝子情報センターに登録した。